栃木県窯業技術支援センターのご協力により、小砂の陶土の分析をしました。
原土の化学分析値(%)
SiO2 Al2O3 Fe2O3 CaO MgO K2O Na2O TiO2 P2O5 Other Ig-Ioss
79.20 10.97 1.94 0.24 0.25 2.01 0.18 0.15 0.03 1.22 3.77
原土の鉱物組成(%)
長石分 粘土分 珪石分 その他
14.6 20.4 60.4 4.5
含有鉱物
石英 ・ カオリナイト ・ イライト
カオリナイト: カオリン鉱物を代表する粘土鉱物であり、高耐火性を有する粘土鉱物。
イライト : 雲母粘土鉱物の一種であり、可塑性や耐火性はたかくない。
耐火性
S K 26
カオリナイトの白い陶土だけで作ると、白い焼物を作ることが出来る。江戸末期の小砂焼が出来た当初は、白い焼物(磁器)を作ることに力を注いだようです。藤田製陶所ではその再現に成功しました。