小砂原土分析結果

栃木県窯業技術支援センターのご協力により、小砂の陶土の分析をしました。

原土の化学分析値(%)

SiO2     Al2O3    Fe2O3   CaO    MgO    K2O    Na2O    TiO2      P2O5     Other      Ig-Ioss

79.20    10.97      1.94      0.24   0.25    2.01    0.18     0.15      0.03      1.22        3.77

原土の鉱物組成(%)

長石分      粘土分     珪石分    その他

14.6                 20.4              60.4             4.5

含有鉱物

石英  ・  カオリナイト  ・  イライト

カオリナイト:  カオリン鉱物を代表する粘土鉱物であり、高耐火性を有する粘土鉱物。

イライト  :  雲母粘土鉱物の一種であり、可塑性や耐火性はたかくない。

耐火性

S K 26

カオリナイトの白い陶土だけで作ると、白い焼物を作ることが出来る。江戸末期の小砂焼が出来た当初は、白い焼物(磁器)を作ることに力を注いだようです。藤田製陶所ではその再現に成功しました。

花の風まつりのパンフレット

花の風まつりのパンフレット見てください。

白ふじが見ごろの乾徳寺のホームページから花の風まつりでご覧いただけます。

水戸藩セラミックロードの今

第20回伊藤瓢堂作陶展

水戸京成百貨店6階アートギャラリーにおいて開催中 4月16日~22日まで

伊藤先生は山形県尾花沢市で作陶活動を続けられていますが、水戸藩窯に興味を持たれ、七面焼や町田焼の復興再現に取り組まれている方です。今回小砂の白磁の再現した物も展示させていただきました。

水戸藩窯を一堂に展示したことはなく、ぜひご覧頂きたいと思います。